最近の俺はカップルのセックスだけでなく、
他人の日常を覗くのにハマっている。
普通に生きていたら俺の視界には入らない世界。
本来、俺の視界には埃っぽい土色の世界しか映らなかった。
この趣味を始めてから世界は広く、
俺がいるのは底辺なんだと改めて実感した。
あたたかな家庭、お子様の笑い声、一人暮らしであろう味気ない部屋、
カップルのぎこちなくも幸せそうな部屋...。
記録に残らない他人の思い出とはなぜこんなにそそるのだろうか。
寺山修司が一般家庭の食事風景を覗いて捕まったが
俺にはその気持ちがよくわかる。
江戸川区の現場帰り、地に足のついた金持ちが住んでそうな
低層マンションの前を通った。
2Fの大きな窓が二つある部屋。
広そうなので家族住まいかと思ったが、到底俺の部屋には置けないような
大きなソファがあるリビングにバスローブを来た女がいた。
風呂上りなのか、男を誘うためなのか、襟の隙間から
色白の肌と形のいい巨乳が見える。
男はローブの隙間に手を入れ巨乳をまさぐる。
ピンクが混ざったベージュの色形の良い乳首だ...。
男は味わうように乳首を舐めまわし、
そのまま愛おしそうにクンニする。
身をよじらせ、感じる女。
女のスイッチも入ったのか、
少し大振りなチンコを深々と咥えじっくり頭を上下する。
素直に羨ましい、と思った。
そのまま騎乗位、正常位、バックをお互いの体を貪る二人。
自身のマン汁がたっぷりとついたチンコを咥え、口内発射。
女は男に見せるように精液を口から垂らした。
二人は寝室に移動。
暗めの照明だったため、綺麗に撮れているか不安だったが、
なかなかうまく撮れたと思う。
射精したばかりの男は黒い電マで女を責める。
女は腰を浮かせて絶頂を迎え、
バックの体勢できれいな丸い尻を突き出し、
また電マを求める。
そのまま二人は勢い衰えることなく、
再度あらゆる体位でお互いの体を貪りあった。
最後の正常位で男がイクのと同じタイミングで
俺はベランダの床に大量の精子を情けなく発射した。
射精した途端、翌日の現場のことを思い出してしまい、
憂鬱な気分で退散した。