これを撮影したころ、まだ外は暑かった。
現場仕事を終え、最悪の着心地の作業着を着たまま、
室外機の熱気に当てられつつ撮影した3本目の今作。
うっすらと男女のはしゃぎ声が聞こえてくる部屋を見つけ、
ベランダへアクセスしようと試行錯誤してしている最中、
男女の声が聞こえなくなった。
こういう時は大体『当たり』である。
おっぱじまった、ということだ。
ベランダにたどり着いたとき、
女は男のソレを愛おしそうに舐め上げているところだった。
男は30代、女の顔は20代前半といったところだろうか。
顔は目が大きく整っている。かわいい。
身体は一言で言うと最高にエロい身体だ。
形のイイ巨乳で色白の美肌がまぶしい。
撮影する側としては完全に当たりなのだが、
男としてはなんだか負けている気がして悔しい。
恍惚とした顔でベロを絡ませ合い、胸を揉みしだかれ、
恥ずかしそうにクンニをされ、ぴくぴくと快感に反応しながら天井を見上げる女。
感度もよさそうだ。
男に主導権を委ね、あらゆる体位で突かれて悦びの声をあげる。
ただ、騎乗位の時は別だった。
自ら全身を使い、快感に狂っていた。
しなやかに前後左右にグラインドしたり、
杭打ち騎乗位したりと、かなり好きもんのようだった。
男女の絶頂に合わせて
俺はまた精子をベランダにまき散らし、
何とも言えない気持ちでアパートへ帰った。
高城なぎさ