誰しもが優しく扱われたいわけではない。
雑に扱われるくらいが私には丁度いい。
結婚適齢期…なんて世間では言われている。
周りの友人も次々と結婚… 私もそろそろ落ち着かないといけないな…
今まではクズ男ばかり付き合ってきた。
弄ばれて散々な目に遭ってきた。
どこか虚しさを感じていた。
人生で初めて優しくて、真面目で、尽くしてくれる ‘普通の彼氏’ができた。
私がずっと求めていた安定した彼氏…のはずだった。
いざ、普通の男と付き合ってみると 刺激がなくて物足りない… どこか居心地が悪い… 素の自分を出せない…
でも必死にこれでいいんだと 自分を言い聞かせようとした。
でも、無理だった。
浮気性のクズ元彼に呼び出され 断ることもできたのに行ってしまった。
どこかで期待していたのかもしれない、抱かれることを。
アイツの目的は私のカラダ…分かっていても拒めない… イヤ、ダメ、ヤメて…言葉とは裏腹に私は興奮してしまう女だ。
彼のお兄さんも生粋の遊び人で女慣れしていた。
自分の弟が寝ている横で私に手を出してきた。
兄弟なのにこんなにも性格も女の扱いも違うものか… なんて思いながら私はバレてはいけないシチュエーションに酔いしれた。
結局、お兄さんとの浮気がバレてフラれた私は 言い寄ってくる会社のヤリチン同僚とも関係を持ってしまった。
居酒屋でこっそりフェラさせられたり、 深夜のオフィスで3Pしたり…
モノみたいに、オナホ代わりに、 ぞんざいに扱われるくらいが私には丁度いいのだ。
伊藤舞雪