時刻は終電前。街外れの花壇に、ひとりの女がうなだれるように座っている。どうやら眠っているようだ。
ミニスカートからすらっと伸びる脚の奥には、鮮やかなピンク色の下着が覗いていた。
今夜のターゲットを見つけた私は、下半身に高まる欲望を、密かに抑えた。
優しい声色を装い、大丈夫かと声をかけてみる。
突如、何かを思い出した様子の彼女は、鞄から瓶のようなものを取り出す。ウイスキーだった。
あどけない笑顔と回らない呂律で、「飲みなよ?」と私に酒を押し付けてくるが、結局は自分で飲んでいる。相当酔っているらしい。
私が心配した素振りを見せると、一人で帰れると言い張る。かといって私が踵を返すと、寂しい置いていかないで…とすすり泣くそぶりを見せる。
完全に支離滅裂である。自身が置かれている状況をいまいち理解できていない様子だ。
しまいには、漏れそう、ここで漏らして良い?と体を揺すりながら呻くので、私はあわてて彼女を自宅へと連れ込んだ。
学生だという彼女はウイスキーを飲み始め、おもむろに口移しで飲ませてきた。完全に酔っ払っているとはいえ、大胆過ぎる行動に流石の私も狼狽えてしまった。
そうこうしているうちに彼女は寝息も立てずに眠ってしまった。彼女の身体をゆっくり弄(まさぐ)るも、起きる気配は全くない。
高まる興奮と好奇心を抑えつつ、私は下着を捲って見えた小さな雌の口に玩具を押し当ててみた…。
立て看板に激突してた美女
夏目みらい/武田エレナ/明石恵